【通信工事のプロが明かす】賃貸でネットが使えない失敗を防ぐ為に「光回線×CATV」が両方対応している最強物件を選ぶ理由を解説

【通信工事のプロが明かす】賃貸でネットが使えない失敗を防ぐ!為に「光回線×CATV」が両方対応している最強物件を選ぶ理由を解説
ことみ
ことみ

引越し先でフレッツ光の工事ができずインターネットが使えないという状況を避けたいのですが失敗しない物件の選び方が知りたいです

引越し先で「快適にインターネットを使いたい!」と考えて「ネット対応」「光ファイバー導入済み」と書かれた賃貸物件を選ぶ方は多いと思います。

しかし、通信工事の現場で働いていると、いざ入居したお客様から「光回線の開通工事ができないと言われた」「夜間の通信速度が遅すぎて使いものにならない」という悲痛な相談を毎日のように受けます。

実は、物件情報に「インターネット対応」と書いてあっても、さまざまな現場トラブルで光回線が引けないケースは多々存在します。

みこと
みこと

今回は、現役の通信工事スタッフの視点から、無駄な失敗を防ぐ物件選びのステップと、万が一の開通不可に備えた「最強の保険(セーフティネット)」について解説します!

1. 入居前に勝負が決まる!不動産会社に確認すべき「配線方式」

ポータルサイトで気になる物件を見つけたら、内見に行く前に不動産会社(担当者)へ建物の詳しい「配線方式」を問い合わせることが第一歩です。

同じ「光対応マンション」であっても、部屋までの配線ルートによって通信スペックは異なります。

賃貸マンションの主な4つの配線方式

配線方式部屋までの配線最大速度(理論値)おすすめ度・快適さ
ファミリータイプ(戸建て向け)屋外から部屋へ直接光ファイバー1Gbps〜10Gbps★★★★★(快適・独自回線)
マンションタイプ(光配線方式)建物共用部から部屋まで光ファイバー1Gbps〜10Gbps★★★★★(快適・混雑しにくい)
VDSL方式建物共用部から部屋まで電話線(銅線)100Mbps★★★☆☆(光を引込むより速度が遅くなる)
LAN配線方式建物共用部から部屋までLANケーブル100Mbps★★★☆☆(光を引込むより速度が遅くなる)

部屋まで直接光ファイバーを引き込む方式に比べると、VDSL方式やLAN配線方式は

通信速度や応答速度の面でどうしても劣ってしまいコンマ数秒を競うオンラインゲームをプレイする方にとっては、混雑時間帯にストレスを感じる原因になります。

ただし、日常的なウェブサイトの閲覧や、YouTube・Netflixなどの動画配信サービスを鑑賞する程度であれば、VDSLやLAN方式でも普通に利用する分には十分快適に楽しめます。

ご自身のネットの使い方に合わせて選ぶのがポイントですが速度や安定性を最優先したい方は「ファミリータイプ」または「マンションタイプ(光配線方式)」が使える物件を第一候補にするのがおすすめです。

⚠️注意!大きめの建物で「ファミリータイプと(VDSLまたはLAN方式)に対応」の表記には要注意

ポータルサイトや物件情報で、少し大きめのマンション(戸数が多い物件)なのに「ファミリータイプとVDSL方式(またはLAN方式)に対応」と記載されている場合は注意が必要です。

「自分好みのファミリータイプ(直接引き込み)も選べるのかな?」と思いがちですが、現場では以下のような裏事情が存在します。

注意現場でよくある「ファミリータイプ対応」の真相

実は、通信会社(NTT等)や不動産の情報システムでは、建物の防犯カメラや自動ドア制御、あるいは管理人室のためだけに1回線でもファミリータイプが開通した実績があると、その建物全体が「ファミリータイプ開通可能物件(対応物件)」としてデータ登録されてしまう仕組みになっています。

そのため、ネット上や物件資料には「ファミリータイプ対応」と表示されてしまいますが

一般入居者の部屋へ個別に光ファイバーを引き込む許可(ビス留めや外壁配線など)は出ず、実際の住居エリアで利用できるのは「VDSL方式(100Mbps)」または「LAN配線方式」のみという事態が発生します。

不動産会社には「管理用や共用設備用ではなく、一般の居住部屋まで個別にファミリータイプの光回線を引ける実績・許可があるか」まで踏み込んで確認しておきましょう。

💡不動産会社へのお問合せ用テンプレート

「〇〇(物件名)を検討しているのですがこちらの建物のインターネット環境について教えてください。

フレッツ光等の『ファミリータイプ』または『マンションタイプの光配線方式』は一般部屋で利用可能でしょうか?(VDSLやLAN配線方式でしょうか?) また、NTTフレッツ回線・他社光回線とあわせて『CATV(ケーブルテレビ)』の設備が導入されているかもご確認いただけますでしょうか。」

事前に不動産会社に確認することで物件を選ぶときにインターネット回線を優先にしている方は事前に確認することでいい内見して物件なんだけどVDSLやLAN方式だから辞めておこうと無駄な時間を減らすことができます。

2. 現地内見で「光コンセント」を目視確認する

最近は写真や動画だけで部屋を決める「オンライン内見」も増えていますが、ネット環境を重視するなら実際に現地へ足を運んで「光コンセント」の有無を目視するのが確実です。

最近は写真や動画だけで部屋を決める「オンライン内見」も増えていますが、ネット環境を重視するなら実際に現地へ足を運んで「光コンセント」の有無を目視するのが確実です。

壁のコンセントパネルに「NTT光」や「光コンセント」「UNS」といった刻印があれば、過去に入居者が光回線を使っていた証拠となり、開通できる確率はグッと高まります。

⚠️光コンセントがあっても「100%開通できる」わけではない!

ただし、「光コンセントがある=絶対に光回線が使える」とは限りません。現場では、光コンセントがあるにもかかわらず開通を断念せざるを得ないケースが後を絶ちません。

その理由は、目に見えない壁の中で以下のようなトラブルが発生しているからです。

1:光ケーブルが途中で切断されている

前住人の退去時や過去のリフォーム時に、外や壁の中の光ケーブルが途中で切られてしまっている。

2:配管(CD管)の経年劣化・潰れ

「過去には線を通せた」としても、引き直しになった時に建物の劣化によって壁の中の配管が押し潰されていたり、錆やゴミが詰まって光ケーブルの引き直し(再通線)ができない。

3:リフォームで配管の中継口が埋められている

壁紙の張り替えや間取り変更の際、業者が壁の中の中継ボックスや配管口をそのまま壁紙で埋めて隠してしまい、配線ルートが塞がれている。

⚠️【勘違いに注意!】事業者(プロバイダー)を変えても工事内容や配線ルートは同じ!

ここで非常に多くの方が陥る「ありがちな勘違い」についてお話しします。

例えば、最初に「ドコモ光」を申し込んで工事当日に「配管詰まりで引き込み不可」と言われて工事がキャンセルになったとします。

このとき、「じゃあ次はソフトバンク光やビッグローブ光で申し込もう!」と事業者を変えて再度申し込む人がいますが、これはまったく意味がありません。

NTTで直接申し込んだり、「ドコモ光」も「ソフトバンク光」も「楽天ひかり」も「biglobe光」も、これらはすべてNTTのフレッツ光回線を利用している「光コラボレーション(光コラボ)」というサービスです。

契約する会社や料金プラン(契約内容)が違うだけで、

部屋の中に引き込む光ファイバー設備や工事内容、使う配管ルートはすべて共通なので1度引き込み不可となった原因(配管の潰れや許可NGなど)を物理的に解決しない限り、どの会社で申し込んでも絶対に開通させることはできません。

💡【プロの現場裏話】古い物件には「配管すら存在しない」ケースも

さらに古い築年数の物件ではそもそも壁の中に光ファイバーを通すための「配管(CD管)」が存在しないケースがあり建築時に壁を作る前に電話線(モジュラー線)を壁の中にそのまま転がして配線(直転がし配線)している物件があります。

この場合後から光ファイバーを通すルートがないため、電話線の口があっても穴あけやモールカーバで露出配線になり賃貸物件では管理会社に許可を取ったりと光回線の引き込み難易度が更に上昇します。

※注意

「配管があるか確かめよう」と、内見時に自分でドライバーを使って電話線のパネル(MJプレート)を外すのは絶対にやめましょう!

プレートの破損や壁紙の傷、線の断線などで管理会社から原状回復費用を請求されるリスクがあるので配管の状態は目視で判断することが難しい為、プロの工事担当者に任せるのが安全です。

3. 最強の保険!フレッツ光またはNTT以外の他社光対応 + 「CATV(J:COMなどケーブルテレビ)対応物件」を選ぶべき理由

「光コンセントがあっても100%ではない」「事業者を変えても工事不可の原因は解決しない」だからこそ必要になるのがリスク回避の「保険」です。おすすめなのが、本命の光回線に加えて「CATV(J:COMなどのケーブルテレビ)設備」も導入されている物件を選ぶことです。

「光コンセントがあっても100%ではない」「事業者を変えても工事不可の原因は解決しない」だからこそ必要になるのがリスク回避の「保険」です。

おすすめなのが、本命の光回線に加えて「CATV(J:COMなどのケーブルテレビ)設備」も導入されている物件を選ぶことです。

CATVのインターネットは部屋でテレビが映れば「ほぼ100%近い確率で開通できる」

CATVのインターネットは、通信速度の最大スペックだけで比較すると光ファイバーを部屋まで直接引き込む光回線の方が優れていますがCATVのネット回線は、テレビ番組と同じ「同軸ケーブル(テレビ線)」を使ってデータ通信を行います。

つまり、「壁のテレビアンテナ端子にテレビを繋いで番組が映る状態」であれば、宅内までの物理的な配線ルートはすでに完成しているということです。

光回線で多発する「配管が潰れていて線が通らない」といった理由で工事不可(キャンセル)になる確率は、CATVの場合ほぼゼロに近くなります。

モバイルWi-Fi(ホームルーター)よりCATVの方が圧倒的に安定する

光工事が開通できなかった時に手軽な「置くだけWi-Fi(ホームルーター)」や「ポケット型Wi-Fi」に逃げてしまう人が多くいますが快適さを求めるならモバイルWi-Fiよりも圧倒的にCATV(同軸の有線引き込み)がおすすめです。

比較項目モバイルWi-Fi / ホームルーターCATV(同軸ケーブル)
通信形態完全な無線通信(電波)部屋まで同軸(ケーブル)引き込み
通信の安定性天候・時間帯・建物の壁に影響されやすい外部からの電波干渉を受けにくく安定
応答速度(Ping値)遅め・ブレが大きい(ゲームやWeb会議でラグい)モバイル回線より速く・安定している
速度制限短期間の大量通信で制限がかかる場合あり基本的に月間のデータ容量は無制限

モバイルWi-Fiは近くの基地局の電波をみんなで分け合うため、夜間に速度が落ちたり通信が不安定になりがちです。

一方、CATVは部屋のテレビ端子まで物理的な有線ケーブルで届いているため、電波障害を受けず、Web会議(Zoomなど)や動画視聴もスムーズに行えます。

💡【リアルな注意点】J:COMなどの「同軸1Gコース」についての補足

J:COMをはじめとするCATV事業者の「1Gコース(同軸ケーブル併用タイプ)」を検討する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

同軸1Gコースの注意点!

1:料金がやや割高になりがち

通常の光回線と比べると、月額料金の相場が少し高めに設定されている場合があります。CATVで有料チャンネルを見たい・固定電話を利用したい場合はセット割引で若干安くなります。

2:仕様上、上り(アップロード)速度は100Mbps程度と遅め

同軸ケーブルの構造上、ダウンロード(下り)は1Gbps出ても、アップロード(上り)は最大100Mbps程度に制限されます。

「上り100Mbps」と聞くと「かなり遅いのでは?」と不安になるかもしれませんが日常利用ではまったく困りません!

しかし、実際のところWeb会議(Zoomなど)や高画質な動画の視聴、SNSへの写真・動画投稿くらいであれば、上り速度は10〜30Mbps程度も出ていれば十分快適に行えます。

YouTubeへの数GB規模の動画投稿や、大量の巨大データを日常的にアップロードする専門的な作業でなければ、実生活でストレスを感じる場面はまずありません。

電波で通信するモバイル回線(ホームルーター等)のように

「突然接続が切れる」「夜だけラグくなる」といった不安定さがないため、光回線が引けなかった場合のレスキュー策としてCATV(有線引き込み)は非常に優秀で安心できる選択肢です。

まとめ:インターネット回線重視で失敗しないお部屋探しの黄金ルート

仕事やプライベートでインターネットが欠かせない現代において、引越し直後に「ネットが使えない」という事態は絶対に避けるべきです。

インターネット回線重視で賃貸物件を探す際は、ぜひ以下の「黄金ルート」でお部屋を選んでみてください。

失敗しないお部屋探しの黄金ルート

1:不動産会社への事前確認

「ファミリータイプ」または「マンション光配線方式」+「CATV対応」の条件で物件を絞り込む。

2:最近はオンライン内見が多いが現地内見

オンライン内見に頼らず、現地で「光コンセント」の有無を目視確認する。

3:本命申し込みNTTフレッツまたは他社光を申し込む

速度と安定性に優れた「フレッツ光(光コラボ)」NTT以外の他社光を第一優先で申し込む

4:万が一の即時切り替え(保険)CATVのインターネット回線

配管トラブル等で光工事がNGになったら、落胆せずに物件の「CATV回線」へ即座に切り替える。

「本命:フレッツ光」×「保険:CATV」のダブル設備が整った物件を選んでおけば、開通トラブルでネット難民になるリスクを完全にゼロにできます。

みこと
みこと

これからお部屋探しをされる方は、「本命:フレッツ光」×「保険:CATV」のダブル設備が整った物件を探してみてください

※動画ではMJプレートを開けて確認すると開通できる確率を上げられますと言っていますが壁を傷つけたりする可能性があり危険なので専門家にお願いしましょう。


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