NTTフレッツ光回線・電話回線工事の時に解錠が必要なMDF室・IDF・EPS室の違いについてと回線種別ごとに解錠依頼する場所を解説

NTTフレッツ光回線・電話回線工事の時に解錠が必要なMDF室・IDF・EPS室とは何かと回線種別ごとに解錠依頼する場所も解説
ことみ
ことみ

光回線・電話回線工事を申し込んだ時にNTTの受付担当者に工事当日はMDF室IDF・EPS室で作業できるように解錠依頼をしてくださいと言われたけどMDF室とは何ですか?

アパート・マンション・ビルの場合は光回線や電話回線工事を申し込む時にNTT東日本・NTT西日本ンの受付担当者から

工事当日はMDF室・IDF・EPS室を管理会社・管理組合に連絡をして作業ができるようにして下さいと言われます。

一部の建物では回線工事業者が持っている共通キーで解錠ができるので解錠依頼を忘れても1回の工事で開通できる可能性が有りますが

ほとんどの建物ではMDF室・IDF・EPS室には建物の重要な通信設備が集まっている場所なので建物ごとに専用キーで鍵が掛かっている事が多く解錠依頼をする時に

MDF室は建物に対して一カ所なのでいいのですがIDF/EPS室は複数あるので解錠する場所を間違えてしまうと作業ができず工事ができない可能性が有ります。

これから電話回線・光回線工事を申し込む予定のある方は1回の工事で開通できる確率を上げるために工事内容を把握することがとても重要になるので

みこと
みこと

今回はNTTの電話・光回線工事をする時にとても重要な設備MDF室/IDF/EPS室について・工事当日はどこを解錠すればいいのかいくつか例題を出して解説します

MDF室とは外部に通じる通信設備を集約する場所

MDFとは (Main Distributing Frame)の略で配線盤・主配線盤や集約室と呼ばれる設備です。

MDFとは (Main Distributing Frame)の略で配線盤・主配線盤や集約室と呼ばれる設備でMDF室にはNTT収容局から電柱や地下経由で引き込まれた電話・光回線の1時受けの設備

戸建ての場合は最寄りの電柱や地下から光ファイバーやメタル線を引き込みますがアパート・マンション・ビルなどの集合住宅の場合は毎回工事のたびに外から引き込み作業をするのは

大変なのでNTT収容局から建物のMDF室まで建物の規模に応じた配線数を引き込み制御盤を設置することでMDF室から回線を使いたい場所までの配線工事になります。

MDF室にはNTT収容局から電柱や地下経由で引き込まれた電話・光回線を1次受けする設備が集まっているため

鍵が掛かっていて回線工事業者が持っているタキゲンの共通鍵や建物側の専用鍵が必要になるので可能性が高いので工事日が決まったら早めに解錠依頼をする事が大切です。

MDF室がある場所は建物や規模によって変わりますが写真のように大きな建物の場合は専用のMDF室・通信機械室や電気機械室という表記になってる事も有り

その他には管理人室・防災センター・駐車場内や小さい建物では共用廊下などにMDFや電話端子盤と書かれたカギが掛かって開けられない扉や建物の外壁にある場合も有ります。

みこと
みこと

MDF室の解錠は回線工事の内容によっては不要ですがトラブル時に作業する可能性もあるので必ず管理会社・管理組合に連絡して作業できるように手配しましょう

IDFとは各階単位で設置されている2次受けをするための中間設備

IDFとは(Intermediate Distribution Frame)の略で高層マンションや大規模な商業ビルなどの大きな建物では各階ごとの単位で設置されている中間配電盤と呼ばれる設備です。

IDFもMDF室と同じく建物によりますが専用の通信機械室・電気機械室や共用廊下にIDF盤・電話端子盤と書いてあったり共用部点検口の中に設置されている場合も有ります。

IDFの場合も工事業者が持っている共通キーで解錠できる可能性が有りますがMDF室の解錠依頼をするついでにIDFでも作業できるように忘れずに手配しましょう。

DFとは(Intermediate Distribution Frame)の略で高層マンションや大規模な商業ビルなどの大きな建物では各階ごとの単位で設置されている中間配電盤と呼ばれる設備でDFはMDF室からの各階に対ケーブルが引き込まれMDFと設置階の対ケーブルをジャンパー線で接続する事で縦系の配線作業を短縮する事ができ

IDFはMDF室からの各階に対ケーブルが引き込まれMDF室で局内側と設置階の対ケーブルをジャンパー線で接続する事で縦系の配線作業を短縮する事ができ

建物の4階での開通工事の場合は1階MDFから4階の対ケーブルをジャンパー線で接続する事で4階IDFからの配線作業になるので作業時間を短縮する事ができます。

ごくまれに設備故障や複数電話回線を利用しているため設備に空きがない場合は設置階の上下階に有る対ケーブルを利用して配線工事を行います。

EPS室とは各階ごとに電気・通信設備が集まる集合スペース

EPS室とは(Electric Pipe Space / Shaft)の略でビルやマンションなど建物の規模によりますが大きな建物になるほど

各階にある電気(強電用)と電話・光回線・TV・携帯基地局(弱電用)の大きく2つに分かれ電気通信設備が集まる専用スペースの事をEPS室と呼びます。

PSは(Pipe Space/Shaft)の略で水道やガスなどの専用設備が集まる専用スペースですが一部の建物ではPS内に弱電系の設備もまとまっている場合も有り。

建物によっては電気機械室や通信機械室という表記になっている場合もありMDF室から各階の弱電用EPS室を経由して設置場所までメタル線や光ファイバーを引込みます。

皆さんも写真のようなカギのかかった扉を見た事あるのでは?

建物によっては電気機械室や通信機械室という表記になっていてMDF室から各階の弱電用EPS室を経由して設置場所までメタル線や光ファイバーを引込みます。

各階にある電気(強電用)と電話・光回線・TV・携帯基地局(弱電用)の大きく2つに分かれ電気通信設備が集まる専用スペースの事をEPS室と呼びます。

IDFとEPS室は各階にある通信設備と一緒にしてしまいがちですがEPS室の中にIDF(中間配電盤)があるが正解で

みこと
みこと

IDFとEPS室の関係を別の言い方で例えるとサーバールームにサーバーが有るとイメージすると分かりやすいと思います

電話・光回線工事の時に解錠が必要な場所はどこ?

MDF室・IDF・EPS室各設備の違いについての何となく分かっていただけたと思うので

電話・光回線工事日が決まったら早めに管理会社・管理組合に連絡に連絡をして早めに解錠依頼をする必要があるのでいくつか例を紹介します

NURO光などNTT以外の電話・光回線工事の場合でもどこの設備から引き込み作業をするのかの違いだけなのでぜひ参考にしてください。

電話・光回線工事でも建物の設備によって契約プランが変わり大きく分けて3つに分かれ

最初に確認することはNTT受付担当者に電話回線・LANケーブルを利用するのか・直接光ファイバーを引き込むのかを確認します。

電話・光回線工事の種別

☑ メタル線を利用した電話回線

☑ メタル線を利用した光回線

☑ LANケーブルを使う光回線

☑ 光ファイバーを引き込む光回線

メタル線を利用した電話回線・VDSL回線・LAN方式で解錠が必要な場所は?

メタル線を利用した回線はアナログ・ISDN回線は2024年から徐々にサービス移行開始予定のメタルIP電話とVDSL回線の場合はMDF室から設置予定階の対ケーブルとジャンパー線を接続して

IDFから設置予定場所までメタル線を引き込む工事になるので基本的には縦系の配線工事が不要になります。

VDSL回線の場合でMDF室に装置を設置するスペースがない場合は別の場所に設置されているので装置の場所を確認して解錠依頼をします。

メタル線を利用した電話回線・VDSL回線工事で解錠が必要な場所はその1

MDF室が1Fで電話・VDSL回線を4Fで使いたい場合の工事内容は?

MDF室から4F IDFの対ケーブルをジャンパー線で接続して4FIDFから電話回線を使いたい場所までメタル線をひきこむこうじになるので必要最低限解錠が必要な場所は1F MDFと4F EPSとIDFになります

MDF室から4F IDFの対ケーブルをジャンパー線で接続して4F IDFから電話回線を使いたい場所までメタル線を引き込む工事になるので必要最低限解錠が必要な場所は?

1F MDFと4F EPSとIDFになります。

メタル線を利用した電話回線・VDSL回線工事で解錠が必要な場所はその2

IDFが奇数階・偶数階にしかない建物でMDF室が1Fで電話・VDSL回線を4Fで使いたい場合の工事内容は?

MDF室から5F IDFの対ケーブルをジャンパー線で接続して5F IDFから電話回線を使いたい場所までメタル線を引き込む工事になるので必要最低限解錠が必要な場所は?

1F MDFと5Fと3F EPSとIDFになります。

3FのIDFからの引き込み作業でも大丈夫ですが縦系の配線作業は物理的に下から上より上から下に配線する方が楽なので設置階の上の設備を利用する事が多いです。

その他には建物のルールで4F 5F階のメタル線を使う工事の場合は5F IDFを使ってくださいと指定されている場合が有るので

メタル線を利用する電話・VDSL回線工事の場合はMDF室と開通予定階と前後階のIDFとEPS室を解錠すると開通できる確率が上がります。

LANタイプ方式の場合で解錠が必要な場所は?

LANタイプ方式の場合は建物側で部屋から装置の場所までLANケーブルが配線済みなのでNTT側での配線工事は無いので装置がある場所だけ解錠すれば大丈夫です。

LANタイプ方式の場合は建物側で部屋から装置の場所までLANケーブルが配線済みなのでNTT側での配線工事は無いので装置がある場所だけ解錠すれば大丈夫です。

装置のある場所は必ずしもMDF室にあるとは限らず大きな建物になるほど一定間隔おきに複数設置されているのでNTTの設備情報で○○号室はどこの装置を使うのかを調べてもら事ができるので

LANタイプ方式の場合は工事日が決まったら早めに受付担当に確認することをお勧めします。

ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式の場合に解錠が必要な場所は?

光ファイバーを直接引込むファミリータイプとマンションタイプ光配線方式の場合は

メタル線を使った工事とは違い指定のスプリッターからONU(回線終端装置)を設置階の間にあるMDF室・IDFEPS室の全てを開錠する必要が有る。

どこの設備を使うのかは工事予定日の1週間位前にはNTT側の設計が終わっているので受付担当に確認して管理会社・管理組合に連絡をして解錠依頼をしましょう。

光ファイバー直接引き込む場合は指定のスプリッター(SP)から設置階までのMDF室・IDF・EPS室を解錠します。

ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式の工事で解錠が必要な場所はその1

ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式の場合で指定のスプリッタ(SP)が3F でONU(回線終端装置)を設置する場所が2F の場合に解錠が必要な場所は?

ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式の場合で指定のスプリッタ(SP)が3F でONU(回線終端装置)を設置する場所が2F の場合に解錠が必要な場所は?必要最低限解錠する必要が有る場所は3Fと2F IDF・EPS室を解錠する必要が有り念のためにMDF室も解錠することをお勧めします。

必要最低限解錠する必要が有る場所は3Fと2F IDF・EPS室を解錠する必要が有り念のためにMDF室も解錠することをお勧めします。

ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式の工事で解錠が必要な場所はその2

ONU(回線終端装置)を設置する場所は1FでSPが2Fと5Fに有り5F SPからの配線工事になりました

ONUを1Fに設置するなら2F SPを利用した方が配線工事が楽ですが設備に空きがない場合は次の最寄りの設備を利用して光ファイバーを引き込むます。

この図面を見ると設置場所がONUを1Fに設置するなら2F SPを利用した方が配線工事が楽ですが設備に空きがない場合は次の最寄りの設備を利用して光ファイバーを引き込むます。

必要最低限解錠が必要な場所は5F IDF・EPS室から1F MDF室の解錠します。

ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式の工事で解錠が必要な場所はその3

SPは2F EPSで5FにONUを設置する場所には前入居者が使っていた光コンセントが残っている場合です。

光コンセントがあるけどONUを繋いでも「光回線」「認証」ランプがつかない場合はSP側が切り離されていたり内装工事業者が光ケーブルを切ってしまった可能性が高いので最悪全部引き直しになる可能性もあるので2F SPから5F IDF・EPS室を解錠します。

残地コンセントが有る場合はNTT側の局内工事のみで無派遣工事で開通できる可能性が有るので工事費用も大幅に抑える事ができるできます。

光コンセントがあるけどONUを繋いでも「光回線」「認証」ランプがつかない場合はSP側が切り離されていたり内装工事業者が光ケーブルを切ってしまった可能性が高いので

この様ば状況では派遣工事を依頼して光ファイバーを引き直しますがどこで切られているかによっては一部配線を利用する事で縦系の配線が不要になる可能性が有りますが

最悪全部引き直しになる可能性もあるので2F SPから5F IDF・EPS室を解錠します。

電話・光回線工事に解錠が必要なMDF室・IDF・EPS室とは(まとめ)

アパート・マンション・ビルでの電話・光回線工事で申込者側も工事内容を把握することで1回の工事で開通できる確率を上げる事ができます。

MDFとは (Main Distributing Frame)の略で

MDF室にはNTT収容局から電柱や地下経由で建物の規模に応じた回線数を引き込み電話・光回線を1次受けする設備が集まっている場所

IDFとは(Intermediate Distribution Frame)の略で

IDFはMDF室からの各階に対ケーブルが引き込まれMDFと設置階の対ケーブルをジャンパー線で接続する事で縦系の配線作業を短縮する事ができる設備

EPS室とは(Electric Pipe Space / Shaft)の略で

各階にある電気(強電用)と電話・光回線・TV・携帯基地局(弱電用)の大きく2つに分かれ電気通信設備が集まる専用スペースの事

工事当日はメタル線を利用した電話回線・VDSL回線の場合に最低限解錠が必要な場所は?

MDFと設置階と設置階の上下階のIDFとEPS室の開錠が必要です

光ファイバーを直接引込むファミリータイプとマンションタイプ光配線方式の場合は?

指定のSPがる階数からONUを設置階までのMDF室・IDF・EPS室の解錠が必要です

*今回紹介した例は基本的な配線作業の例でテナント内にMDF室・IDF・EPS室があったり一部の建物では設備の状況によって最悪工事ができない可能性が有ります。

みこと
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回線工事を申込んだら作業内容を把握して早めに管理会社・管理組合に早めに連絡する事で1回の工事で開通できる確率を上げる事ができるので参考にしてください


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